日経ソフトウェア2022年5月号の「特集3PythonでWebアプリ開発」を試してみた その1

Webアプリの開発をステップ1からステップ10まで、ステップを上げて進めていく構成になっています。

サンプルコードは以下からダウンロードできます。

info.nikkeibp.co.jp

 

主な内容は以下の通りです。

ステップ1 PythonでWebサーバーを作る

ステップ2 別の端末からWebサーバーにアクセス

ステップ3 Windows起動時にWebサーバーを起動

ステップ4 Webブラウザ向けにHTML文書を作る

ステップ5 HTML文書にアイコンを付ける

ステップ6 PythonプログラムでHTML文書を出力

ステップ7 HTML文章の一部をPythonで動的に生成

ステップ8 「テーブル」でHTMLがプロっぽくなる

ステップ9 Webブラウザからデータを送る

ステップ10 CSSでHTML文書の見た目を整える

 

ステップ1 PythonでWebサーバーを作る

ステップ1はMicroSoftVisual Studio Codeを使用してWebサーバーを作成する作業です。

任意のフォルダを作成し、server.pyファイルを作成します。

from http.server import ThreadingHTTPServer, CGIHTTPRequestHandler

serverAddress = 'localhost'
serverPort = 80
server = ThreadingHTTPServer(
  (serverAddress, serverPort), CGIHTTPRequestHandler)
print('serving at ' + str(serverAddress) + ':' + str(serverPort))
server.serve_forever()

 

htt.serverモジュールのThreadingHTTPServerとCGIHTTPRequestHandlerクラスをimportします。

serverAddressをlocalhostに設定し、自分のPCを示すようにします。

serverPortはHTTPで標準的に使用される80を設定します。

ThreadingHTTPServerクラスをserverというインスタンス名で生成します。

第一引数はサーバー名とポート番号、第2引数はwebサーバーへのリクエストを処理するクラスを設定します。

server.server_forever()でサーバーを起動します。

 

VSCの開始(▷ボタン)をクリックするとサーバーが起動します。

ブラウザにlocalhostと入力すると以下のように表示されます。

localhost

 

 

VSCのターミナルでCtrl+cでサーバーが切れます。

切れた状態でブラウザの再読み込みを実行すると「申し訳ございません。このページに到達できません」と表示されます。

サーバーとの接続が切れた場合の表示

 

 

 

 

 

 

 

/* -----codeの行番号----- */